PMOを取り入れたいと考えているものの「PMOを行える人材がいない」「人材を育成するにはどうすればいいか」といった課題を抱えている企業は少なくありません。ここでは、PMO人材を育成する上で欠かせないポイントを解説します。プロジェクトの進行をスムーズに進めたい企業の方は、ぜひ参考にしてください。
PMO人材を育成するためには、まず PMOの基礎を理解することが重要です。PMOの主な役割は、プロジェクトマネージャー(PM)の意思決定を支援し、プロジェクト全体の効率性を向上させることです。PMOの基礎には以下が挙げられます。
基本的な役割を理解することが、PMOの基礎づくりになります。ここから実践的な経験を積むことで、効果的なPMO人材の育成につながります。
研修プログラムには以下のようなものが考えられます。
いずれも座学と実践的なワークショップを組み合わせた研修が効果的です。また、以下のようなPMO関連の資格取得を奨励することも検討しましょう。
資格取得を通じPMOに必要な知識とスキルを体系的に習得できます。オンライン学習を活用する、という方法もあります。
実際にPMOを経験することも重要です。プロジェクトへの段階的な参加やメンターによる指導、多様なプロジェクトへの関与など、実戦経験を積むことで、PMOに必要な非定型的な課題への対応力が培われます。初めは小規模なプロジェクトから始め、徐々に規模や複雑さを増やしていくことで、段階的にスキルを向上させます。
経験豊富なPMOメンバーをメンターとして配置し、実践的なアドバイスを受けながら業務を遂行することで、効果的な学習が可能です。異なる規模や業種のプロジェクトに携わることで幅広い経験を積むことができます。
PMO人材の選定では、マネジメントへの興味と意欲を見極める必要があります。また、長期プロジェクトへの耐性や責任感の強さも重要な適正です。PMO人材は、コミュニケーション能力が高く、多様なステークホルダーと協力して業務を進められる人材が適しています。PMOの役割を効果的に遂行し、プロジェクトの成功確率を高めるためには、適切な人材を選ぶことが非常に重要です。
いきなりプロジェクトの現場に投げ出されても、業務のやり方がわかりません。PMOの業務やプロセスを適切に遂行することが困難になります。プロジェクトを円滑に進めるためには、経験豊富なPMOメンバーの指導の元、実際のプロジェクト環境でOJTを行うことが必要不可欠です。
OJTを通じて、プロジェクト管理ツールの使用方法、報告書の作成、リスク管理などの実務スキルを段階的に習得していきます。また、チーム内での役割や他部門との連携方法を学ぶことで、プロジェクトを円滑に進める能力が養われます。OJTを通じて業務理解を深めましょう。
PMOが育つことで、個々のメンバーのパフォーマンスが上がり、PMも業務に集中できます。PMO人材を育成するためには、基礎の理解はもちろん、研修や資格取得も有効に活用しましょう。また、実践を通して業務を理解すること、意欲のある人材の選定が非常に重要なポイントです。
PMOを育成しようと試みている現場では、PMOには「スキル向上とトレーニング」が必要なこともあり、PMOを担える人材が少ないという課題に直面しています。と同時にPMOスキルを有した人材が少ないため、外部から採用することも簡単ではありません。
課題としては、一定の能力を有していても、社内で育てていくことは時間とコストがかかり、PMO研修を受講しても各企業状況がちがうため、学んだ知識を自社に活かすことが難しい、といった状況があるでしょう。
こうした課題の解決が難しく、自社の人材で対処できない場合には、PMOを支援してくれるコンサル会社を検討することも有効な方法です。コンサル会社と一緒に仕事をする中で自社のPMOのあり方を学んでいくこともできるでしょう。
下記のページではPMOでよくある課題や悩みについてまとめていますので参考にしてください。


