PM(プロジェクトマネージャー)を補佐するPMOは、自社内の人材で組織できれば理想的ですが、本業との兼ね合いやPMOに関する知見が不足しているなど、ハードルが高いというのが実情です。そうした場合に利用を検討したいのが、PMOサービス会社です。ここではPMOサービス会社の特徴や依頼するメリット・デメリットについてまとめて紹介しています。ぜひ参考にしてください。
PMOサービス会社(PMOコンサル会社とも言います)とは、企業のプロジェクトを包括的、組織横断的に支援し、プロジェクトを成功へと導くためのアウトソーシング先です。
例えば、PMの経験不足によりプロジェクト推進が滞っている、課題解決のためのITシステムを構築したいが依頼先ベンダーをどのように選ぶべきかわからない、RFP(提案依頼書)を作成したいがどのように進めればいいのか分からない…といった課題を的確にサポートします。近年ますます複雑化する企業プロジェクトにおいて、PMOサービス会社の役割と重要性が注目されています
企業プロジェクトは規模が大きくなる程、参画する人数が多くなり、管理が行き届きにくくなって効率も悪くなってしまう傾向があります。PMだけでは手に負えなくなる、という事態に陥りやすくなります。
PMOサービス会社はそうしたプロジェクト管理のリソースをつくり出すことに長けており、プロジェクトがスムーズに進行するための対策や調整を適宜行ってくれます。
PMOサービス会社によって派遣される人材は、コンサルティング会社や事業会社などで経験を積み、企業プロジェクトに関する豊富な知見を有しています。ですので、PMが抱く疑問や不安などに対しても、適切にアドバイスを行うことが可能です。そうした経験を重ねることで、PM自身もノウハウを吸収していくことが期待できます。
依頼先のPMOサービス会社のプランやサービスの内容などにもよりますが、PMOサービス会社への依頼に必要となる費用は決して安くはありません。多くの場合、契約の際に初期費用が発生し、継続利用には月額のランニングコストも必要になることが多いです。それゆえ、事前にどの位の費用が必要になるのか、自社の抱える問題に適した人材を派遣してもらえるかといったことを、慎重に判断することが不可欠になります。
PMOサービス会社から派遣されるスタッフは、多くの場合、派遣先の企業に常駐し、プロジェクトに深く関わることになります。依頼先選びの際に、その会社がどのような情報漏洩策を講じているか、自社でもどのような対策を行うか、しっかりと検討しておくことが求められます。
PMOサービス会社は企業のプロジェクト推進に対して、大きな力を発揮してくれることが期待できる反面、費用や万が一の情報漏洩といったデメリットやリスクがあります。それゆえ、安直に選ぶことはやめましょう。信頼できる会社なのか、自社にどのようなメリットがあるか、費用との釣り合いは取れるかといった事柄を、慎重に検討する必要があります。


