ここでは、PMの経験不足についての失敗例をご紹介します。「プロジェクトマネジメントを成功させたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
プロジェクトマネージャーは、さまざまな課題に直面します。課題を解決するためには、どんな行動が必要なのでしょうか。ここでは、プロジェクトマネージャーが直面する3つの課題をご紹介します。
プロジェクトマネジメントに関する知識やスキルというと、プロジェクト管理に関するノウハウや手法についての参考書「PMBOK」やITプロフェッショナルを教育・訓練するための指標「ITSS」、英国政府が策定したプロジェクトマネジメントの方法論「PRINCE2」などが有名でしょう。
しかし、これらはあくまで一般論で、概念としてかなり抽象度が高いのが特徴です。プロジェクト関係者の共通認識として使用する分には有効ですが、そのまま現場で活用するのは難しいでしょう。
また、プロジェクトマネジメントについての研修や講座、書籍などについても、その多くが資格取得を想定しており、実践的ではありません。
現在の日本で、「PMBOK」や「ITSS」などをもとに環境整備からじっくり始められるプロジェクトはほとんどないでしょう。それどころか、システムやWebサービスについてあまり知識・経験のない担当者が上司に呼び出され、「1年以内に発注システムを刷新しなくちゃいけないが、予算が限られている」「社長からの命令で、とりあえず来期までにDXを始めなければならない」などと「無茶ぶり」されるケースが多いようです。
突然大きなミッションを任され、時間と予算が限られる中、自身のスキルでなんとか仕切らなくてはならないというのが、多くのプロジェクトマネージャーが直面している課題です。
こうした厳しい状況の中鍛え上げられてきた、第一線のプロジェクトマネージャーのスキルは非常にハイレベルです。しかし、そのせいで属人化してしまっているケースも多いようです。
スキルが属人化してしまうと、万が一プロジェクトマネージャーが不在の場合や、プロジェクトから抜けてしまった場合、大きな損失につながります。このため多くの企業で、スキルを持つ人材の確保やプロジェクトマネージャーの育成が喫緊の課題になっています。
そもそもなぜスキルを備えたプロジェクトマネージャーが少ないのかというと、その原因は「プロジェクトマネジメントの共通概念が抽象的で利用しづらい」ことと「OJTが機能していない」ことにあります。
プロジェクトマネージャーを育成する環境が整っていないために、スキルを持ったプロジェクトマネージャーが不足しているのです。
スキルのあるプロジェクトマネージャーを育成するためには、PMBOKなどの知識体系をベースに組織の体制を整備したり、プロジェクトマネジメントを体系的に修得したプロジェクトマネージャーがOJTを主導したりしなくてはなりません。しかし、多くの企業で「時間・コストに余裕がない」「有能なプロジェクトマネージャーだが、ノウハウを他人に教えるスキルまで備えていない」など課題を抱えているようです。
そこでおすすめなのがPMOの活用です。PMOなら、無茶ぶりに疲弊するPMをサポートし、属人化も防ぎながらプロジェクトを成功に導いてくれるでしょう。
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